小児在宅医療では、ケアの対象となるのは子どもです。生まれたばかりの新生児から乳幼児、学童期、思春期の子どもなど、年代は幅広いです。小児在宅医療の現場で働く看護師は、それぞれの年代に対する接し方を配慮する必要があります。
幼い子どもは、医療機関やそこで働く職員に対して恐怖心を抱きやすいので注意が必要です。子どもの目線に立ち、常に笑顔を忘れず明るい雰囲気で話しかけましょう。
看護師として小児在宅医療に携わることを希望している場合、多種多様な求人を見比べることが大事です。
子どもを対象としている訪問看護事業所や医療施設は、さほど多くないためです。そのため、以前に小児在宅医療に対応している事業所であるのか、バックアップ体制は整っているのか、しっかりと確認する必要があります。
重篤な疾患を持つ子どものケアを行う場合、専門的な知識や技能が必要です。小児ガンなどの難病を発症している子どもは体調が急変する可能性もあるため、臨機応変かつ迅速な対応が求められるでしょう。
子どものケアに携わりたい場合、小児科で働くのも良いでしょう。
小児科の求人を探す場合は、各求人の特徴を把握する必要があります。個人が経営するクリニックでは、インフルエンザなどの予防接種も行います。地元の子どもが患者として訪れることが多いので、地域密着型の看護を望んでいる方に適しています。
総合病院は入院設備が整っています。看護師は交代で夜勤を行う必要があるので、求人に申し込む前にシフトや勤務形態を確認することが大切です。さらに病棟勤務と外来勤務では、仕事の内容が異なります。あらかじめ応募要項をチェックして、仕事の違いについて把握しておきましょう。